そのベクトルを、少しだけずらすこと/ロコンドの「轟さん」問題を振り返る
「轟さん」問題 先日、松岡宗嗣さんのツイートを発端として、ロコンドのPR動画に批判が向けられるという事態が起きた。 宮迫博之さん扮する「轟さん」という2000年代のキャラクターが”復活”しているそう。女性嫌いで男性が好き…
「轟さん」問題 先日、松岡宗嗣さんのツイートを発端として、ロコンドのPR動画に批判が向けられるという事態が起きた。 宮迫博之さん扮する「轟さん」という2000年代のキャラクターが”復活”しているそう。女性嫌いで男性が好き…
「ご飯」が苦手 私は普段、誰かから「ご飯に行きましょう」と誘われた時に、曖昧な返事しかできない。他の誰かと食事することを考えると、途端に気が重くなる。 これは20代の頃から抱えていた問題で、自分だけのものだと思っていた。…
遠回りな発想 ツイッターで、「Googleマップの表示がおかしくなった」という問題が話題になっていた。 ゼンリンが切られて新しくなったGoogleマップ、航空写真で山の陰になってる部分を誤認識して謎の湖ができてる。(5c…
翻訳する機械 先日、大阪メトロの公式サイトで発生した「翻訳」の問題が、ネットで話題になった。 堺筋線が『サカイマッスル線』? 大阪メトロ公式サイトの英訳が自動翻訳でめちゃくちゃに 最近ではどの企業も、機械による自動翻訳を…
二次創作 東浩紀さんの『ゆるく考える』を読んだ。 この本の最後に収められている「ゲンロンと祖父」では、東さんの人生が、自省的な文体で綴られている。 「自分の限界」を受け容れ、それを「運命」として肯定することで、東さんは、…
深夜の応酬 先日、深夜にツイッターを眺めていたら、東浩紀さんが、自らの男性性に関して、ツイートを連続して投稿していた。 数年前なら、ぼくはこういうことは言わなかったと思う。むしろ男女比率など気にせず内容で判断すべきだと言…
人生は短い 最近、人生は短い、と感じることが多くなった。 それはひとえに、私が歳を取った、ということが大きな原因だと思う。 冗談ではなく本当に、人は死ぬ。死ぬ時は死ぬ。そして、死んでしまったら、その人とは二度と会えない。…
穴-秘密/石-秘密 私は最近、千葉雅也さんの思考を興味深く追っている。近著『意味がない無意味』は、哲学の現在を識るのに良い本だ。 「無意味」には、2つの種類がある。無限に意味を喚起するブラックホールのような穴としての無意…
知的な眼鏡に弱い 周囲の人間に「好きな男性のタイプは?」と訊かれると、一瞬悩む。 本音を言うか。建前で済ますか。それはその人との関係性にもよるが、本音を言えば、私は國分功一郎が好きだ。 國分功一郎は、東京工業大学の教授で…
それは沼だ 私は最近、数学を勉強している。 なぜか。 なぜだろう。 私にもよくわからない。 おそらく、始まりは、仕事で統計を取るという必要性があったからだった。あと、当時、機械学習とか人工知能とかが流行りだしたので、自分…