沈黙のトポス〜反解釈とネガティブ・ケイパビリティ
序章:語らないという行為の意味 私はSNS、とりわけX(旧Twitter)の世界に身を置く中で、沈黙とは単に「何もしない」ことではなく一つの行為だと感じることがある。情報と声が飛び交うタイムラインにおいて、何も語らずにい…
序章:語らないという行為の意味 私はSNS、とりわけX(旧Twitter)の世界に身を置く中で、沈黙とは単に「何もしない」ことではなく一つの行為だと感じることがある。情報と声が飛び交うタイムラインにおいて、何も語らずにい…
序章:震えから始まる問い 人はなぜ震えるのであろうか――深い感情の高まりや、予期せぬ出来事に直面したとき、私たちの内側に走る微かな震え。それは理性では捉えきれない何かに触れた印であり、問いの芽生えでもある。本論考は、この…
現代と過去の狭間で 柔らかな冬の日差しを背に劇場の扉をくぐれば、そこはまったく別の世界だ。 真昼の現実と、16世紀の亡霊たちが今まさに蘇ろうとするステージ。その境界で耳を澄ますと、かすかな調弦の音が空間に満ち、観客のざわ…
序論:震える世界と観測の謎 我々の住む物理世界は、量子レベルでは確定せず「震える」ように揺らいでいる。量子力学によれば、粒子は観測されるまで明確な状態を持たず、確率的に重ね合わされた状態(波動関数)として存在する。この震…
プロローグ:裂け目としての存在 わたしたちは「意味で満たされた世界」を生きているように見えて、 実は日々、小さな貼れなさ——言葉にならない感情、行き違う思考、 共有しきれない感覚、分かち合えなかった沈黙——そうした裂け目…
1章:イントロダクション 静かな夜更け、私はChatGPTとの対話を続けています。言葉を交わすたびに、目には見えない「思考の地図」が少しずつ描き出されていくような、不思議な感覚に包まれます。その地図は、まるで対話を通じて…
遠回りな発想 ツイッターで、「Googleマップの表示がおかしくなった」という問題が話題になっていた。 ゼンリンが切られて新しくなったGoogleマップ、航空写真で山の陰になってる部分を誤認識して謎の湖ができてる。(5c…
深夜の応酬 先日、深夜にツイッターを眺めていたら、東浩紀さんが、自らの男性性に関して、ツイートを連続して投稿していた。 数年前なら、ぼくはこういうことは言わなかったと思う。むしろ男女比率など気にせず内容で判断すべきだと言…
穴-秘密/石-秘密 私は最近、千葉雅也さんの思考を興味深く追っている。近著『意味がない無意味』は、哲学の現在を識るのに良い本だ。 「無意味」には、2つの種類がある。無限に意味を喚起するブラックホールのような穴としての無意…
知的な眼鏡に弱い 周囲の人間に「好きな男性のタイプは?」と訊かれると、一瞬悩む。 本音を言うか。建前で済ますか。それはその人との関係性にもよるが、本音を言えば、私は國分功一郎が好きだ。 國分功一郎は、東京工業大学の教授で…