で、結局中年に差し掛かった私達は何を着ればよいのだろうか。と悩む前に、いくつか基本的なポイントを振り返ってみたい。
私は生涯で笑えるほど笑えない額のお金をファッションに注ぎ込んでしまったので、あまり過去は振り返りたくはないが、それでも高い講習費で得た教訓、というものはある。
もし、「洋服をどう選べばよいのか、さっぱり見当もつかない!」とお悩みの方がいたら、とりあえずヒントになるかもしれない。
とりあえず現場に行く
今の時代、洋服はいくらでもインターネットで買える。でも、とりあえず洋服は、自分の身体で接触してから買ったほうが良い。
アフィリエイトで商品紹介をしている身でこんなことを言うのもアレだが、慣れないうちは百貨店、ファッションビルなどの現場に行くのが一番である。
なぜなら。洋服を選ぶ際には、「①見る」「②触る」「③着る」という、3つのステップがあり、それらはどれもこれもモノに直接当たらないことには実行が難しいのだ。
なので、あまり気が進まないかもしれないが、とりあえず外に出て電車かバスか車に乗る。近所にお店がある人は歩く。
ステップ①見る
おそらく、「何も選べない」「時間がめちゃくちゃかかる」「買っても失敗する」という悩みを抱えている場合、最初の「見る」の部分で余計な時間が過ぎていることが多い。
ここで断言するが、「世の中にある洋服の97%は自分には似合わない」ものとして考えたほうが良い。なので、ひと目見て駄目なものはばっさりと斬る。これだけで買い物に必要な時間が7割は減る。
この「見る」のステップでの判断基準は「色」である。世の中の色はとても大雑把に言って、「暖かさ」のある色か、「冷たさ」のある色に分かれる。
慣れれば瞬時に、ここで自分に合う色を選べるようになる。この色の選び方については、後日また書く。
ステップ②触る
自分に合う色の洋服を見つけたら、次のステップは「触る」。ここでは、洋服の「素材感」と「デザイン」を調べる。
同じウールでも、滑らかな質感の物もあれば、ガサガサした質感の物もある。そして、どちらがより似合うかは、また人によって違う。
「デザイン」も重要な点。クルーネックを着てすっきりする人もいれば、首元が窮屈になる人もいる。
これもまた別途記事にしてみる。
ステップ③着る
洋服の素材も自分に合う。と分かったら、鏡の前で合わせてみて、良さそうなサイズのものを「着る」(試着する)。
試着は時間と体力がいるし、スタッフとのコミュニケーションが必要とされるので、最も疲れが溜まる点。とりあえずの目標は、①と②で、不要な候補を選択肢から外し、この③に掛ける時間を最小限にする、ということ。
私が見る限り、洋服嫌いな人はとりあえずたくさん試着してみて、でも結局どれが良いかわからなくなり、疲れて帰るか、変な物を勢いで買ってしまって後悔。というパターンが多い。
けれども、慣れれば、①と②で似合う服は正確に選べるようになり、③は最終確認のみ、9割方はそのままお買い上げ。というコースになる。そうすると、スタッフとの会話も捗るし、お互いに良い気持ちで店を後にすることができる。
とりあえず外に出る
それぞれのステップの詳細については、また別の記事で情報を補う予定。まあ、とりあえず外に出るというのは良い。街の空気を吸うことが、一番のヒントになる。
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